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過去⏩️今 ~記憶の物語~[呪術廻戦]

第15章 新入生


五条から宿儺や呪いの事を簡単に説明を受けた虎杖は祖父の火葬を済ませ高専にやって来た。

「とりあえず悠仁は これから学長と面談ね。下手打つと入学拒否られるから気張ってね」

「ぇえ"?! そしたら俺 即 死刑?!」

ガーン、とショックを受ける虎杖とは別に声がした。

「なんだ、貴様が頭ではないのか。
力以外の序列はつまらんな。
!……?……」

宿儺の口が虎杖の左頬に ぐぱっ と現れ、虎杖は蚊でも叩くかのように バチッ と自分の頬を叩いた。

「悪ィ 先生。たまに出てくんだ」

宿儺の口があった辺りを押えて虎杖がそう言うと、「愉快な体になったねぇ」と五条は関心していた。

宿「貴様には借りがあるからな」

今度は頬ではなく手の甲から口を出し宿儺は続けた。

宿「小僧の体モノにしたら、真っ先に殺してやる」

口しか現れていないはずなのに、その声と口元は これから五条を殺す事を楽しみにしているようだった。
宿儺はそれだけ伝えて生得領域に戻った。

⦅ それにしても この小僧…
何故 俺が抑え込まれるんだ……
それにあの感覚……まさかな ⦆

山のように積み上がった骨の上に足を組んで座り、宿儺は考えた。

⦅ まぁ良い。いずれ この体モノにしてくれるわ ⦆

口角をあげ、宿儺はケヒッと笑った。


その頃、虎杖は夜蛾の面談をなんとかクリアした。


五条に寮を案内してもらった虎杖は一足先に高専に戻っていた伏黒と再会し、明日は3人目の同級生を迎えに行くと伝えられた。
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