第17章 お待たせ
あれから二週間がたった
月山の怪我も回復した
「怪我治ってよかったです」
金木は微笑んだ
「ちょっと出かけてくる」
「また行くの?」
「うん‥‥」
月山は毎日のお墓に行っている
「そういうのってさ‥命日とかお盆とかに行くものじゃないの?」
「僕は‥さんに会いたい‥ただそれだけなんだ‥」
月山はそういうとお墓に向かった
「トーカちゃん月山さん元気ないよね‥」
「うん‥」
ウタはコーヒーをもってきた
「飲む?」
「ありがとうございます」
「私はいらない」
トーカは店長の写真にふと目をやった
(店長‥私は店長に会いたいな‥店長にもう一度‥)