第16章 先に
「ありがとう‥先にいってる‥ね‥習さん‥大好き‥」
はそういうと息を引き取った
「すぐに行く‥」
月山はを食べ始めた
亜門は驚いた
「喰種がここまで愚かとはな」
「どういう意味かな?」
「お前の大切な人なんだろ?よく食べれるな」
「お前にとどめを刺されるくらいなら僕が食べてくれという彼女の想いだ。それに僕も嫌だからね‥君にとどめを刺されるのは」
「よくも真戸さんを‥許さない」
亜門は月山を睨みつけた
「それは僕も同じさ‥大切な人をよくも‥」
「喰種に感情はないと思っていたんだがな‥」
「喰種だって‥悲しい時は涙を流す‥楽しい時は笑ったりする。人間と同じように」