第15章 覚醒
「大丈夫‥だよね‥トーカちゃん‥」
「月山がいるんだし大丈夫だと思う」
するとウタがやってきた
「ウタさん!」
「手当てしにきてあげた。怪我見せて」
トーカは服を少しめくった
金木は慌てた
「別に見ても怒らないけど?手当てしてもらうだけだし」
「‥ごめん」
「あの二人はどうなったの?」
金木とトーカは顔を見合わせた
「真戸は二人の方に行ったよ‥どうなったかはわからない‥まだ戦ってるかもしれない‥」
「そっか‥真戸はやっかいだからね‥」
「でも仇はとってほしい‥店長の仇‥‥」
トーカは店長を思い出し涙が溢れた
「こんな私にも優しくしてくれたんだ‥」
「うん」
金木はトーカの頭を優しく撫でた