第8章 もしかすると
「はぁ?!」
「えっと‥月山さん?何を言ってるんですか?」
トーカと金木は驚いた
「月山くんなんでそう思うのか教えてくれないか?」
店長は落ち着いた様子で言った
「彼女の背中に跡があった」
「あと?」
月山は頷いた
「背中に赫の跡があった」
「喰種って人間になれるのか?」
「方法は僕にはわからないけどね」
月山は笑った
「あんたよく笑ってられるな‥私だったら問いつめる」
「僕は彼女を愛しているからそんな事はしないよ。まぁその時がきたらそうするかもだけどね」
「その時ってどういう事ですか?月山さん」
「その時はその時だよ。金木くん」
「人間にもしなれるなら‥‥なりたい?金木は」