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取り敢えずケーキが食べたいです【東卍夢(梵天)】

第3章 ぎゅーって抱きしめて?♡


「私の腰に手を回して?私も竜ちゃんからのハグ欲しいな?」
「うっ…」
「独りよがりはちょっと寂しいかも…?」

竜ちゃんにそう伝えると、酷く狼狽えながらもおずおずと割れ物を扱うような慣れない手付きで私の腰へと手を回してくれた。ソフトタッチのハグは初めてのタイプだから凄く優しい。そう竜ちゃんの胸元にぴっとりとくっつけば激しくらいの心臓が高鳴っているのが分かった。

「お帰りなさい、お疲れ様でした」
「うん…」
「さてと…竜ちゃん、そろそろ離して貰っても?」
「……うん、ごめん…もう少しだけ♡」

おっと?これはもしかしてもなく蘭ちゃんと同じく長くなる予感しかしないぞ???(正解)

それからお風呂から上がった蘭ちゃんの膝の間に腰掛けて3人仲良くケーキを食べた。そのまま蘭ちゃんは勿論の事竜ちゃんまでもが泊まると言い出し、結局3人で私の部屋のベッドを使い川の字で寝る事になる。早朝私の部屋に殴り込みに来た春ちゃんに「俺だってまだ栞と添い寝した事ねぇのに!巫山戯んなよ、お前等っ!!」とギャン泣きされて私だけが飛び起きる事となるのは後残り十時間後の未来の話しである。
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