• テキストサイズ

【コナン】黒い闇と翡翠の光【東リべ】

第4章 Rally


「あ"あ"ぁぁぁぁ!!」

『……はっ!!』



そう、タイムリープで現代に戻ってしまったのだ。



「タケミチくん!双葉さん!」

「くうぅぅぅ…」

「気がついたんですか?!……って双葉さん?!」

『オイコラ、現代に戻る時連絡知ろっつーたよなぁ…』



予告無しに現代に戻され、しかもマイキーとキスする時に現代へ戻されてしまったのだ。
当然双葉は怒っているわけで。
タケミチの胸ぐらを掴み、凄んでいた。



「お、オレだって戻りたくて戻ったわけじゃないっすよぉぉ……」

『は?言い訳はいいんだよ、殴るぞコラ』

「双葉さん、抑えて!!」



ナオトの言葉に双葉はタケミチを離してあげた。

タケミチはというと、現代へ帰ってきたことになにやらショックを受けていたようだった。



「やっぱり帰っちまったのかよ……」

「ってことは2人とも過去に行けたんですね?!やっぱり握手がトリガーだったんだ!!」



ナオトはタイムリープが成功したことを嬉しそうにしていた。
仮説だけでなく、ほんとうにタケミチと双葉がタイムリープしたと。



「戻ってきたってことは……何か進展があったんですね?」

「そ、それが……」



タケミチは過去でヒナと花火を見ていた。
そして手を繋ごうと勇気を出して握った手が、ヒナではなくナオトだった。

……つまり、間違って現代に帰ってきたのだ。
だから双葉に連絡しないままだったというわけだ。



『なるほど……だからか……でも許さん』

「双葉ちゃん、俺も故意でやったわけじゃないから……」

『じゃあ過去でなにか奢って♡』

「そんなので良ければいくらでもやらせていただきます!!」



とりあえずこの2人の交渉は終わった。







.
/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp