第4章 Rally
『……急に引っぱたいたりして、ごめんなさい…』
オレが悪いはずなのに、双葉に先に謝られた。
「オレこそゴメン!もう双葉にあんなこと言わねぇから……オレと仲良くしてくれない?」
『……いいよ。一応、謝ってくれたし』
「ホントか?!やったー!!」
双葉に許してもらえて嬉しかったのか、思わず双葉に抱きついてしまった。
双葉はビックリした表情を見せたけど、特に嫌がってるわけではなかったみたいで、抱きしめていた腕の力が強くなった。
『急に抱きつかないでよ!ビックリする』
「いや、だって嬉しくて」
双葉の顔がだんだん赤くなってきて、恥ずかしがってるのかなと思った。
ごはんもできたってシンイチローから言われたことを思い出し、双葉にごはん食べに行こうと誘う。
双葉は微笑みながらうん!と答えてくれた。
なんて可愛い表情を見せるんだ。
オレは双葉の
その笑顔に好きになってしまった。
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