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【コナン】黒い闇と翡翠の光【東リべ】

第3章 contact


「さて、帰ろっか。ケンチン、双葉。喧嘩賭博とか下らねぇ」

『マイキー、私この子手当てしてあげたいから先帰ってて』

「この子ってたけみっちのこと?」

『さすがにあんなキズだらけだと可哀想だし』

「んー……まぁ、たけみっちならいっか。なるべく早く帰ってきてよー俺さみしいから」

『はいはい、じゃあ後でね。ケンちゃんもまた明日』

「あぁ……おいお前ら、東卍の名前を落とすようなまねすんなよ……」

「たけみっち」



3人の一連の流れを見ていた後に、タケミチはマイキーに呼ばれてハッとする。



「またね」

「てめーらボーッとしてねーで、解散しろー」



そうしてマイキーとドラケンはこの場を去っていった。
そして双葉はタケミチの方へと歩いていく。



『手当してあげるから、こっちに来て』

「あ、はい……」



タケミチと千堂たちは双葉に言われるままに着いていく。
そして双葉はリュックから消毒液や絆創膏など救急セットを取り出す。



『まずは傷口洗って』

「あ、はい!」



タケミチは双葉に言われるまま、傷口を水で洗う。
そして双葉に渡されたティッシュで拭くと、双葉の手当てを受ける。



「いててっ!」

『はい、じっとしてなさい』



丁寧に手当てをしていく双葉をじっと見つめる千堂たち。
顔にガーゼや絆創膏を貼り、手当てが終わる。




『ハイ終わり』

「あ、ありがとうございます……」

『いーえ』



双葉は手当てを終わらせると、救急セットをリュックにしまう。
その光景に疑問を思ったのか、千堂が双葉に問いかける。



「な、なんでタケミチを手当てしたんですか……?」



そうだ。
タケミチは双葉のことを知っているから、手当てした理由もわかっている。
だが、千堂たちはそれを知らない。



『んー……マイキーが気に入るヤツって中々いないからね。そんなキミを私も気に入ったってワケ。だから手当てした。これじゃ不満かな?』

「いえ、ありがとうございます。タケミチのこと……」

「でもなんでこの人がヒメって呼ばれてたんだ?」



その言葉に自称・歩く不良辞典の山岸が反応した。
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