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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第5章 東京卍リベンジャーズ・松野千冬




「…ハハ……レイナの手…ホント小っさいな…」

『……ぇ……そ、そうですか…』

「……ウン……オンナノコって感じ。……かわいいね…」


そう言いながら
大人っぽく微笑む


『…ぁ……あの…』

「…どうしたの?………フッ………そんなに怖がらないでよ………オレのこと…嫌い?」

『……ぃぇ……そういう訳じゃ…』


レイナが戸惑いながらもぎこちなく微笑み返すと
三ツ谷君は指をずらして恋人のように彼女の手を握った


「……でも……震えてるよ?」

『……っ…』





ボトボトボトッ!ガラガラ…





「……千冬〜……炭酸の缶…床に落とすなよ…」


遠くで
ドラケン君の声が聞こえたような気がした



俺は無意識のうちに
三ツ谷君からレイナを引き離し
腕を引いて立ち上がらせていた



「……」

「……どーした千冬…」

「…み、三ツ谷君……チョット飲み過ぎたんじゃないスか…」

「…あ?」

「……珍しく…酔ってるみたいっスよ…」

「………全然酔ってねーよ………てか…いまレイナと楽しく話してたんだけど…」

「……」


俺はレイナを背中に隠した


「…は?……千冬………誰に向かってそんな目向けてんだ?………早く…彼女コッチに座らせろよ…」


低い声と冷たい目付きに一瞬怯みそうになったけれど
引き下がらなかった


「……出来ないっス…」

「……」

「………すみません……今日は…もう失礼します…」


レイナの手を強く引くようにして
八戒の家を後にした








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