第5章 東京卍リベンジャーズ・松野千冬
" 告白されて付き合う事になり約1ヶ月
何度か一緒に下校したけれど今のところ何も手を出せておらず "
" 数日前に初デートとして映画を観に行ったばかりで
その時マンガや曲などの好みが合う事が発覚 "
" デートの最中男達に絡まれて
最初は我慢していたけれど
東卍の仲間をバカにされ
彼女にもぶつかられたり足元にタバコを投げ捨てられたりしたため
どうしても抑えられずに結局ケンカ "
" 彼女の前なので裸にひんむくのは控えたが全員バチボコにノシた
パトカーが来たので彼女の腕を引いて逃走 "
" その後自分の部屋に連れては来たものの
ミニスカートの彼女が床に座ってペケJを撫でているのを見ただけでドキドキ
鼻血が出ていないか何度も確認した事以外
会話とかは何も覚えていない "
" 気が付いたら夕方彼女の家の前で
貸す約束をしたCDの入った袋を手渡している自分がいた "
「……オレ…どうしたらいいっスか…」
「………千冬……」
あらかたの状況を聞いた三ツ谷君は
憐れむような目で俺を見ながら
「他はまぁまぁだが自分の部屋に入ってからがポンコツ過ぎる」と言った
覚悟していたよりは評価が高かったことに喜んでいると
「…いや、褒めてねーから。……てか……この先の事考えたら…割とヤバいぞお前………何だよ"鼻血の心配"って…」
「……そーっスよね……」
「……せめて…デートの帰りに手ぐらい繋げてりゃ良かったな…」
「………ゥス……」
「………フッ……………ま……今んとこ嫌われるよーな事はしてねーから大丈夫だ。……後は慣れだな…」