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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





そして、週末

イザナとレイナが
言われた時間にタクシーでカードに書かれた店へ向かうと

店の外で
スーツ姿の蘭が待っていた


「……は?……オマエ…ドレスコードあるなら先に言っとけ…」

「…アハハ……大丈夫だよ大将…それより早くコッチ…」


タクシーを降りるなり文句を言い始めたイザナを宥めながら
大理石造りの階段を上がって、店の中へと入っていく


「…んじゃ、姫はコッチ……大将は2階ね」

「何で別々なんだよ…」

「…後で合流するって。……上に鶴蝶が居るから、先行ってて」


蘭はそう言うと
戸惑うレイナを連れてさっさと店の奥にある個室へと入っていってしまった


「………何だよ…」


残されたイザナが仕方なく階段を上がっていくと
足音を聞きつけて、スーツを着た鶴蝶が部屋から出てきた


「イザナ!待ってたぞ!」

「……っ……オマエまで何だよその格好……オレ、言われてねーからこんな服で来ちまったワ…」

「イザナのはこの部屋に用意してあるから、すぐに着替えてくれ」

「…………は?」


鶴蝶に言われるまま、部屋へ入ると
大きな姿見の側に白いタキシードが掛けられていた


「…………オイ……鶴蝶…………これって……」

「…オレ達から2人に、サプライズプレゼント」


振り返ると
部屋のドアに寄りかかるように蘭が立っていた


「………蘭…」

「……鶴蝶が…あまりにも嬉しそうに2人の復縁エピソード惚気まくるからさぁ……だったら、もう結婚式やるしか無くね⁇…って皆で盛り上がっちゃって………でも…急に決めたから教会は取れなかったんだ……ゴメンね…」

「……」

「……姫もいま支度してる………プロのスタイリストとヘアメイク雇ったから…仕上がり楽しみにしてて……………姫……メチャメチャ驚いてたけど、用意したウェディングドレス見た時すっごく嬉しそうだった………ぁ……最高の笑顔、オレだけ抜けがけしたのもついでに謝っとくね♡」


蘭はそう言うと
微笑んでイザナを見た


「……大将……今日は、みんなで姫のこといっぱい笑顔にしてあげよ?」









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