第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ
「…着替え?……風呂場の棚んトコにあったろ?」
『……あれで全部じゃないでしょ?……服とか…どうしてるの?』
「………フッ………何でそんな事気にすんだよ…」
『…ぇ……何となく……素朴な、疑問?………っ…だって…生活感無さ過ぎるよこの部屋…』
心から不思議そうなレイナを見て
イザナは正直に答えた
「…すぐ隣に鶴蝶が住んでるから…面倒な荷物は全部ソッチに押し付けた」
『……ぇ…』
「…っ……この部屋には色んなモン置きたくねーの。…狭めーし…」
『……でも、鶴蝶君だって自分の荷物が…』
「いーんだよ。…アイツはオレの下僕なんだから…」
『……クスクス………イザナ、まだそんな事言ってるの…』
「は?……まだも何も…鶴蝶はこれからもずっとオレの下僕だ」
口を尖らせながら言い切るイザナを見て
レイナはおかしそうに笑った