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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





やり場のない気持ちを抱えたまま
イザナは更なる闇の世界へ、深く堕ちていった

万次郎への恨みは
時間が経つほどに大きくなっていく



" アイツの大切なものを、全て壊してしまいたい "


そう考えたイザナは
動き出すチャンスを伺っていた





そんな時
たまたま顔を出した天現寺の黒龍のアジトで
イザナは " 無敵のマイキー " という名前を耳にした


「その話…よーく聞かせろ…」







黒龍の下っ端絡みの揉め事に
佐野万次郎と、その友人の一虎という男が関わっていることを知ったイザナは
チームの連中を使って、まずは一虎ひとりを襲わせた


一虎はしぶとく
なかなか万次郎に助けを求めなかったが

ある日
遂に奴らはチームを結成して黒龍にぶつかってきた






" 東京卍會 "


佐野万次郎が総長を名乗る
メンバーたった6人の真新しいチームに

九代目黒龍は、あっけなく潰されてしまった









翌日
獅音はボロボロの姿でイザナに土下座した


「……大将……もちろんこのまま引き下がったりしないでしょ?…オレ達も力貸そうか?」

「…川崎もイザナのひと声がありゃいつでも動くぞ…」


緊急事態を聞いて集まったS62世代が話し合いをしている最中
イザナの携帯が鳴った


「……鶴蝶か?……どうした…」

「イザナ、すぐに来てくれ…」


電話口の鶴蝶のただならぬ様子に、イザナは嫌な予感がした


続いた鶴蝶の言葉は
その予感を裏付けるものだった




「…レイナが大変なんだ…」









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