• テキストサイズ

裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





「……オマエら、それぞれの場所で仲間を増やせ……もっと極悪[きわめ]ろ……いつか集まる時のために…」


イザナの言葉に
5人は頷いた


「…オレも…動こうと思ってる」

「……ぇ……大将、もしかして…」

「…黒龍、か?」

「あぁ……今はまだ仮退院中で目立った動きは取れないが…それが終わったら、頃合いをみて…次の代を継がせてもらえるよう頼むつもりだ」

「マジかよイザナ⁉︎そしたらオレもイザナのチームに入れてくれ‼︎」

「そのうちな。…ランドセル背負ってるうちはまだダメだ」

「えー!何でだよ」

「当たり前だろ。放課後のお遊びクラブじゃねぇんだよ」


みんながドッと笑うと
鶴蝶は口を尖らせて拗ねてしまった


「…くそぉ………分かったよ……オレ、それまでに毎日喧嘩して、もっともっと強くなってやる!」

「毎日喧嘩、か………フッ………まるで喧嘩屋だな。……期待してるぞ、鶴蝶」


イザナの言葉に、鶴蝶の機嫌は一瞬で直った


「オゥ♪任しとけ、イザナ」


笑顔になった鶴蝶は
ひとり言のように続けた


「…こうやって…夢に近づいていくんだな…」

『……夢…?』


その単語に反応したレイナは
イザナの顔を見る


「…ぁ……とうとうバレちまったか………居場所のない奴らを集めて、オレらの国を作ること……それが、オレの夢だ…」

『………やっぱり………思ってた通り、素敵だった……イザナの夢…』

「…あぁ……それと…オマエの夢、だろ?」


微笑んだイザナの瞳を見つめて
レイナは頷いた


『…ウン…………叶えてね……絶対…』





2人のやり取りを目の当たりにしたS62の男達は、戸惑いながら顔を見合わせる


「…なぁ獅音……オマエ見た事あるか?イザナのあんな優しい顔」

「あるワケねーだろ。オレ、いっつも怒られてばっかなんだから」

「…鶴蝶、大将って…姫と居る時いつもあんな感じなの?」

「?…あんな感じ…って……どんな感じだ?」

「んー。…何て言ったらいいんだろ……何か、こう…ホワ〜っとしてて…」

「…目の奥に♡マークが見える感じ?」

「ソレだわ♪竜胆、天才」


その時
イザナが皆のほうを向いた


「オマエら…何ヒソヒソ話してんだ?」






/ 655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp