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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





「イ、イザナ…ひ、久しぶり」


獅音の震える声を聞いて、またヒソヒソ話が始まる


「ヤバい。大将キレてる」

「マジか。あー死んだ」

「だから覗き見なんてやめようって言ったじゃん」

「もうおせーよ竜胆。…蘭、逃げんな」

「離せモッチー。ワンチャン、オレらはバレてねぇ」


廊下に丸聞こえのヒソヒソ話をぶった切るように
イザナの声が響く


「テメェら、出て来い」


数秒間の沈黙の後
開かれたドアから3人の男達が出てきた

気まずい空気に気付かないフリをして
蘭が明るい声で言う


「あ、姫♪コイツがさっき話したオレの弟の竜胆。竜胆、大将の彼女の織月レイナちゃん」

『……始め…まして…』

「…あ…ども…」

「それと、コッチのデカいのがモッチーでコレが獅音ね」

「…オレら雑だな」

「何でオレは " コレ " 呼ばわりなんだよ」

「いーから!挨拶挨拶…」


蘭に仕切られて獅音とモッチーもレイナに挨拶をした


「見えないのも居るけど、竜胆以外はみんなタメだから。……あとひとり、ムーチョってのが部屋ん中に居るから紹介する…ょ」

「待て」


急かすように部屋に入ろうとする蘭を
イザナが止めた


「…レイナ……ちょっと玄関の中入って待っててくれ」




言われるままレイナが玄関に入ると
イザナは「すぐに済む」と言って静かにドアを閉めた


その直後


パン!パン!パン!パン!


乾いた音が4回廊下に響いて




次にドアが開いた時




「行こうか」


そう言ったイザナの後ろで
4人が尻を押さえてうずくまっていた





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