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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





マンションのエントランスを抜け、エレベーターで7階まで上がる


「……ホントはもっと高層階が良かったんだけど…この辺、背の高いマンション無くてさぁ……規制でもしてんだろーね…」

「…高さには別にこだわりねぇよ…」

「えー…せっかくなら見晴らし良いほうがいーじゃん……姫も一緒に暮らすんでしょ?」


蘭の話に、レイナの頭の中がますます混乱してきた


『???』

「…このマンション…大将の為に用意したんだ。…正確に言えば…ちょっとしたツテを使って用意させたんだけ…ど………って……もしかして…まだ話してなかった?」

「今朝、年少出た後すぐにコイツ迎えに行って…その足でここに来たからな」

「…って事は何も?……ハハ……出てきて早々振り回しすぎでしょ…」


いよいよ話の展開について行けなくなったレイナは
イザナの袖を掴んだ


『ねぇ、どういう事か説明して…』

「……ん?……あー………えっと…だな…」


困惑し、言葉に詰まっているイザナを見て
蘭は笑いを堪えながら代わりに答えた


「大将が…" 寝泊まりできるようなアジトが欲しい " って言ってて……先に外に出たオレが引き受けたんだ………ま、実際手配したのは " 竜胆 " って名前のオレの弟なんだけど」

『……』

「…仲間は他に、ムーチョとモッチーと獅音ってのが居て……みんな拠点がバラバラだから…集まれるような場所があったらいいなって……元はそんな話から始まったんだけど。……そしたら、大将が " 場所は絶対横浜にしろ。女と一緒に住めるようなちゃんとした部屋がいい "…って……クスクス……全部勝手に決めちゃってさぁ…」

「…っ…蘭……後はオレが言うから、オマエ先に行ってろ」

「…フフ……リョーカイ。突き当たりの角部屋んトコね♪竜胆とかモッチー達もみんな集まってっから」

「おー」





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