• テキストサイズ

裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ




" ギター弾ける奴はモテる " という根拠の無い持論を持っていた真一郎は
その日イザナにギターの弾き方を教えてくれた



言われた通りに基本のコードを繰り返しながら
イザナがポツリと聞く




「ねぇ、セックスってどーやるの?」



その瞬間
真一郎は飲みかけていたコーラを勢いよく吹き出した


「ブーーーーッッ……ゲホゲホッゲホッ」


口元を拭いもせず
信じられないモノを見るように目を見開く


「……っ……イザ…………お…ま…………オマ…ェ……」


言葉にならない言葉を繰り返す様子に
何かを察したイザナは、ギターを置いて立ち上がった


「…ゴメン…やっぱ自分で何とかする」



バイク屋を出て、前に停めておいた単車に跨った時
真一郎が店から走り出てきた


「待て‼︎イザナ‼︎」

「?」

「……コレ……オレの大っっ事なお守りだ…………オマエにやるから財布に入れとけ…」













その時、真一郎から手渡された薄いピンク色の小さな袋は
言われた通り財布の中に入れてあった

それから自分でも色々と調べて、ひと通りの知識も身に付けた


後は
心の準備だけだった



「……」

『……イザナ………私のこと…ちゃんと彼女にしてくれない?』

「…へ?…今だって彼女だろ?」

『…っ…そうだけど…』

「…?…」


すがり付いていた腕の力を緩めて
レイナは身体を離した


『…………お試し…なんでしょ……私のこと…』


その顔がとても悲しげで
言葉に詰まってしまったイザナに、レイナは続けた


『………重いと思われると思って…言えなかったんだけど………私…ね……ホントは…ずっと前からイザナのことが好きだったの…………小学校で同じクラスだった頃から…ずっと…』





/ 655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp