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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ




「………ぇ……」

『……イザナが…私のこと避けるようになって……嫌われてるんだと思った…………もう好きでいても無駄なんだって……何度も諦めようとしたけど…………違うクラスになっても…卒業して学校が変わっても……どうしても…忘れられなかった…』

「……」

『……っ…だから…またイザナと話せるようになって……本当に嬉しかったんだ………花火の時なんて…すっごく緊張して……何話したのかもよく覚えてないくらいで………………" 試しに付き合ってみない? " って言われた時………それでも全然いいと思った……イザナの側に居られるなら…何でもいいって思ったの…』

「…レイナ……アレは…」


誤解を解こうとしたけれど
適当な言い訳が見つからなかった


『……イザナが気まぐれで言ったなら…それを受け入れようって……割り切る覚悟は出来てたはずだったのに………一緒に居れば居るほど…好きな気持ちがどんどん大きくなってく……………もう…お試しの彼女じゃ我慢できなくなっちゃったの………イザナにも…私のこと好きになって欲しい…』

「……」

『………こんな…の……重い…かな?……嫌だったら…ゴメン…』


何も言えないでいるイザナの態度に不安を覚え
レイナは首元に抱き付いた


『…っ…ゴメン…イザナ…………ゴメンね…』


震える声で
祈るように呟く


『…全部、忘れて?……今まで通りでいいから……私のこと…嫌いにならないで…』

「……」




イザナはレイナの両肩に手を置き、そっと身体を離すと
彼女を静かに見下ろした



これまで
考えてもみなかった告白


自分のことをずっと想っていてくれたなんて
夢のようだった


「………オマエ………本当に……オレのことが好きなのか?」

『…好きだよ……私、イザナのことが大好き…』

「……」


レイナはイザナの瞳を見つめると
懇願するように言った


『……だからお願い………私の全部…もらって?』







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