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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





「……レイナ…」


それほど広くないソファの上
並んで横たわっていれば、自然に身体は密着する


「…………もしかしてオマエ…まだ怖ぇーの?」

『…っ…違う!…………イザナの側がいいの…』


上目遣いで睨まれて
イザナはゴクリと唾を飲み込んだ


「……来いよ…」


背中に腕を回すと
子猫のように胸元に擦り寄ってくる

2人きりになるとこんな風に甘えてくるレイナのことが
愛しくてたまらなかった


そっと頬を撫でると
腕の中でゆっくりと顔を上げる

顎の先を指で支えて上を向かせ
イザナはそっと唇を押し当てた




少しだけ離れては
また引き寄せられるように触れ合う

初めてのキスからまだ1ヶ月も経っていなかったけれど
最近は段々とその時間が長く、深くなっていた


「…口、開けろよ」

『……ん…』


微かに開かれた隙間に舌先を差し込んで
滑らかな感触を見つけて絡める

甘い唾液を味わっていると
イザナは頭がクラクラしてきた


これ以上はダメだと思い、身体を起こして離れようとすると
拒むようにレイナの腕がすがり付いてくる


「……っ……レイナ…?」

『………イ…ザナ………もっと……』

「……でも…」

『………この間の続き…して欲しいの………ダメ?』














先週の土曜日
昼間に2人きりでここに来た時
このソファの上で、同じようにキスをしているうちに
気持ちが抑えきれなくなったイザナは思わずレイナを押し倒してしまった


首筋に顔を埋め
服の上からでもわかる柔らかな胸に触れる

シャツのボタンをひとつ外し、白い胸元に口付けたところで何とかとどまった


この先に進む自信がまだ無かったし
なにより、何の用意もしていなかった



「……今日は…ここまで、な…」




何とかその場をやり過ごしたイザナは

次の日、真一郎のバイク屋を訪ねた








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