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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





「……レイナちゃん……この人、誰?」


思考が追い付かず固まってしまったレイナに
グループの中のひとりの女が聞いた


『………ぁ……小学校が一緒で…』

「…そう…なんだ……友達、なの?」

『……ぇ…』


その問いかけに
彼女はとても困ったような顔をした


「……」


目の前に立っているイザナのことをしばらく見つめた後
レイナは小さな声で言った


『………別に……" 友達 " っていう訳じゃ…』


俯いてしまった彼女を見て
女達はホッとしたように笑った


「…っだよね⁉︎」

「あー良かったぁ」

「ビックリさせないでよ〜」


口々に言う友人達の顔を
レイナは不思議そうに見た


『………良かった…って……どういう意味…?』

「……ぇ…」

「…だって……ねぇ…」


値踏みするような目でイザナを見ながら
クスクスと笑い合う


『……』

「やだなぁレイナちゃん、そんなことまで言わせないで」

「関係ないなら、早く行こーよ」

「だね。…知り合いとか思われたらヤダもん」

「ホントホント」


女友達が歩き出しても
レイナはその場を動かなかった


『……』

「…?…どうしたのレイナちゃん…」

『……私…今日はひとりで帰る…』


レイナのその言葉を聞いて
女達は顔を見合わせた


「……ぇ…」

「どうして?」

『…チョット…用事思い出したんだ。………ごめん……また、明日ね』

「…分…かった…」

「それじゃあね」

「バイバイ」


ヒソヒソと話をしながら
女達はその場を去っていく

その後ろ姿を見ていたレイナは
小さな声で『…最低』と呟いた







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