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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第15章 東京卍リベンジャーズ・黒川イザナ





「イザナァ」


振り返るとそこには
普段から嫌がらせをしてくる同じクラスの5人組が立っていた


「待ってたぞー」

「遊ぼーぜ」

「……」


逃げられないように肩を組んで
すぐ近くの公園へと連れて行かれる


ひと気の無い公園の隅で地面に突き飛ばされ
イザナはうつ伏せに倒れた


「…お前……チョット足が速いからっていい気になるなよ」

「調子乗ってんじゃねーぞ!」

「……っ…」


1番身体の大きな奴にランドセルの上から体重をかけられて
呼吸が出来なくなる


「コイツ…さっき織月と帰って来てたな」

「俺も見た〜!デレデレ笑いやがって…キメェんだよ」


その話を聞いて
グループのリーダー格の男が言った


「…織月って…コイツと仲いーの?」

「知らねーけど…アイツん家、この辺らしーよ」

「ふーん……ホントにこんな奴とつるんでんなら…アイツにも痛い目見せてやろーぜ」

「…えー…でも女じゃん」

「関係ねーよそんなの……リレーで俺の事抜かしやがって…コッチは恥かかされたんだからな…」


息を吸うことが出来ず、頭が朦朧とする中で
そんな会話を聞いた


「オイ…イザナの顔、紫色になってんぞ」

「そろそろどいてやれよ。死んじまうじゃん」

「…分かったよ……ヨイショ」


押し潰されていた重みが無くなった途端
イザナは激しく咳き込んだ


「アハハ…コイツ涙流してんぞ」

「泣いてんのかよダッセェな……もう行こーぜ?」

「イザナァ…2度と調子に乗んなよ〜」


身体を丸め、苦しそうに息をしているイザナをその場に残したまま
男共はゾロゾロと公園を出て行った








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