• テキストサイズ

裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第14章 東京卍リベンジャーズ・九井一




濡れた身体を拭いて、シルクのナイトガウンを着せると
ソファに移動して
ドライヤーで丁寧に髪を乾かしてやる

レイナは自分の髪が乾くと
場所を入れ替わって九井の長い髪に風を当てた


『………綺麗だね…』


色を抜いた髪にサラサラと指を通されるたび
満ち足りた気持ちになる

目を閉じている九井の耳に、レイナの声が聞こえた


『……明日から…新しい仕事、探さなきゃ…』

「………そっか…………オレが紹介してやろうか?」

『……んー………でも…私の性格じゃキャバは無理だよ…?』

「……フッ……クスクス………自覚、あったんだな…」


九井が笑うと
レイナは不満そうな顔で『まぁね』と言った


「………てか…もう夜の店では働かせねぇよ……昼間の仕事だ…」

『……ぇ…』

「…明日…フロント企業のリスト、データで送ってやる…」

『……わぁ……ありがとう…』


九井は『昼間の仕事がしてみたかった』と喜んでいる彼女の手から
ドライヤーを取り上げた


「………て事で……そろそろいいだろ?」

『……?…』

「…早く…続きしようぜ…」


耳元で囁きながら
彼女の身体を抱き上げる


『……ぇ……でも……まだちゃんと乾いてな…』

「…放っときゃ乾くよ…」


ベッドの方へ歩いて行き、シーツの上に寝かせて
覆い被さるように抱きしめる


『………ねぇ………アナタって…実は肉食系だったの…?』

「…はぁ?……知らねーよそんなの…………でも…」

『…?』

「………もう……我慢しないって決めたんだ…」



九井はそう言うと

柔らかく微笑んだレイナの唇に
そっと口付けた







/ 655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp