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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第14章 東京卍リベンジャーズ・九井一




翌週
事務所で蘭と竜胆にスパの感想を聞かれた


「…朝まで一睡も出来なかった」

「……は?…マジで⁇」

「…えー…アレで眠れない奴いるんだぁ…」

「……あぁ…リラックス系はオレにはどうも効果ねぇみてーだ…」

「…だなぁ…」

「やっぱオレと一緒に泳げば良かったんじゃない?」

「…んー……でも…身体動かすのもあんまり関係ない気がするんだ…」

「…確かに……仕事で動いてっからずっと疲れも溜まりっぱなしだしなぁ……竜胆みたいな体力オバケならともかく」

「は?ひでぇな。そういう兄貴は睡眠オバケだろーが」


その時、明司が3人の近くを通りかかったので
蘭が興味本位で " よく眠れる方法 " を聞いてみた


「女」


明司はひと言そう答えると
急いでいるのかそのまま事務所から出て行ってしまった


「……だってよ…」

「性欲のデトックスってトコだな…」

「…うわ……兄貴、何そのオッサンくさい言い方…」

「モッチーの真似してみた」

「えー…モッチーそんなこと言わなくない?」

「…そーか?…でもまぁ、女ってのは確かに正解に近いかもな…」

「…ウン……目一杯癒やしてくれて、コッチの気が済んだらいつの間にか帰っててくれると最高だワ」

「ココ、女だったらいくらでも相手居るだろ?…それとも後腐れ無いヤツ何人か紹介してやろーか?」

「…いや、大丈夫」

「んじゃ、今夜は一発抜いていい夢見ろよ♪」

「…もーヤメテ兄貴……モッチーのおじいちゃんだってそんなこと言わないから!」


2人は楽しそうにワイワイ言いながら事務所を出て行った





静かになった室内で、PCの前へ座った九井は
週末の間に溜まった仕事に取り掛かった


数分後
カタカタというキーボードの音が不意に止まって
九井の口から無意識に言葉が漏れた


「………女……」






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