第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②
見定めているような三ツ谷の目から逃れるように
俺はマイキーを呼んだ
「マイキー‼︎」
「何しに来た?場地…オマエは内輪揉めで集会出禁にしたはずだ」
「今またショボいガキ殴っちまった……大事な集会ぶち壊したオレは今度こそクビか?」
少し強引かとも思ったが
そのままの勢いでマイキーに言った
「オレ…芭流覇羅にいくわ……問題児はいらねぇんだろ?マイキー」
「場地‼︎」
引き止めるように名前を呼ぶマイキーに
俺は背を向けた
「辞めてやるよ…壱番隊隊長・場地圭介は…本日をもって東卍の敵だ‼︎」
武蔵神社を出た所で
俺は一虎に連絡を入れた
「…東卍を辞めてきた……オマエのチームに入れてくれ…」
そう言うと
一虎は喜んで半間の元へ連れて行った
半間は
一虎のようにすぐには俺を信じようとはしなかった
スパイじゃないのかと疑う半間に
一虎はある提案をした
「……コイツの覚悟試したいなら…踏み絵をさせればいい……丁度いいヤツがいる…」
そして
一虎から千冬を呼び出すように言われた
「……」
「……芭流覇羅に入るなら……東卍は敵だと…身をもって示すんだ…」
ここまで来たら
引き下がれない
俺は従うしかなかった
「………分かった…」