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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




1時間後
私服に着替えた俺は、一虎と2人で飯を食っていた

「生意気な後輩殴ったら、1ヶ月謹慎くらった」と言うと
一虎はゲラゲラと笑った


「…なぁ〜…マジでそんなチーム辞めちまえよ」

「………そうだな…」

「お?…やっとその気になってきたか?」

「……あぁ………総長命令とか…何か窮屈で性に合わねぇワ…」

「だろ?もっと自由にやろうぜ♪」


嬉しそうな一虎に
俺も笑い返す


「……マジで世話になるかもしんねー……そん時はよろしくな」






東卍を怪しまれずに辞めるには
段階が必要だった


いきなり辞めたいと言っても
止められるのは目に見えてる

内輪揉め騒ぎを起こして謹慎をくらったのは
その前準備のつもりだった


八戒には悪かったが
かなり手加減したから大丈夫だろう


東卍に不満があるような態度を取っていれば
一虎も俺を疑う事なく
すんなり芭流覇羅に引き入れてくれる

そんな風に思っていた











それからも
俺は稀咲のことを密かに調べていた


そして
10月20日

奴が東卍の参番隊隊長に任命されるという情報を仕入れた俺は
とてもジッとしてはいられず、謹慎中の身分で集会に乗り込んだ




稀咲に参番隊隊長を命じているマイキーの声を
参道脇の木の陰で聞きながら
俺は拳を握りしめていた


(…参番隊隊長はパーしかいねぇ…オレは認めねぇぞ……オマエの企み…絶対に暴いてやる…)



飛び出して行って殴り付けてやりたいと思っていると
俺の代わりに稀咲をぶん殴った奴がいた

そいつはマイキーの知り合いらしく
名前は知らないが、何度か顔は見たことがあった


任命式をぶち壊したそいつは
隊長クラスに囲まれていた

今にもシメられそうだったので
丁度いいやと思った俺がその場に乱入してそいつをぶん殴ると
案の定、三ツ谷がすぐに止めてきた


「場地、やめろや」

「離せや三ツ谷…殺すゾ」

「オマエ……何がしてぇの?」





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