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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「…ぁ……ゴメン場地君…」


慌てた様子で謝る八戒に
俺はなおも詰め寄る


「…ゴメンじゃねぇだろ…ナメてんのかテメーは‼︎あ゛⁈」


俺の怒鳴り声に
また、その場に居た全員がコチラを向くのが分かった


「オイ、落ち着けよ場地……八戒も謝ってんだしさ…」

「…三ツ谷…テメェがそうやって甘やかすから調子に乗ってんじゃねーのか…?」

「別に甘やかしちゃいねーよ…」

「甘やかしてんじゃねーか!」


三ツ谷に絡み始めた俺を見て
八戒は俺と三ツ谷の間に入ってきた


「あ゛?テメーは引っ込んでろ」


睨んでくる八戒の胸ぐらを掴む


「…何だその目は…」

「場地、八戒から手離せよ!」

「るせぇ…上等だコラァ‼︎」


俺はそう言って八戒をぶん殴った

倒れた八戒を見た三ツ谷がキレて俺に掴みかかり、もみ合いになっていた所を
騒ぎを聞きつけて走ってきたドラケンが引き剥がした


「何やってんだテメーら‼︎」

「…ハァ……ハァ…」

「…ハァ……ハァ…」


三ツ谷は倒れている八戒の側にひざまずき
助け起こした

その様子を見ていたドラケンが俺に言う


「場地!内輪揉めはご法度だってこの間も言ったはずだぞ‼︎」


そこへ
マイキーがゆっくりと歩いてきた


「……ガタガタうるせぇよ………何があった…」

「…場地が八戒を殴った…」

「……そうか………場地……何で手ェ上げた?」

「………別に……大した理由じゃねーよ…」

「…オマエ…この間も三ツ谷に喧嘩売ってたろ……ウチはいま大事な時だ…問題児は要らねぇぞ…」

「……」

「…どうする、総長…」


ドラケンの声に
マイキーが答えた


「……規則は規則だ……隊長クラスでも例外はねぇ…………場地……1ヶ月謹慎して頭冷やせ…」

「………フッ……」


苦笑いする俺に
ドラケンが言い直す


「…壱番隊隊長・場地圭介に1ヶ月の謹慎を命じる!」

「……」

「………分かったのか、場地…」

「……あぁ……よく分かったよ………………千冬ぅ……聞こえただろ?………手ェ離せや…」


その言葉に
俺の腰にずっと必死にしがみついていた千冬が
ノロノロと身体を離した


「……そんじゃ……総長様の命令通り、頭冷やしてくるワ…」


捨て台詞のようにそう言って
俺はその場を後にした









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