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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




時間に構わず一虎から呼び出され、つるんで行動するようになった俺は
次第に学校を休みがちになっていった


そして

9月も終わりのある夜
東卍の集会が開かれた


集会の話題は芭流覇羅のことだった
またひとつ、デカいチームが吸収されたらしい

相変わらず東卍に対しては手を出して来なかったが
くれぐれも警戒を怠るなと隊員達に告げられた




未だに、トップの名前も分からず
謎に包まれたチーム " 芭流覇羅 "

一虎はそのNo.3だと言い、しきりにチームに入れと俺を誘ってきた


(……これは…チャンスなのかも知れない……)



外からの単独調査に限界を感じていた俺は
稀咲や芭流覇羅についてもっと深く探るために
一虎の誘いに乗ってみようかと考え始めていた







集会の後
また三ツ谷が声を掛けてきた


「…場地……ちょっといいか…?」

「…?……何だ…」

「…一虎が出てきたって話…聞いたんだ……オマエ、連絡取ってんのか」

「………オゥ…」

「……一虎のヤツ……場地以外には何も言わねーつもりなのかな……マイキーんトコにも…連絡来てねーって言うし…」

「……」

「…元気そうか?アイツ…」

「……まぁな…」

「………そっか……だったらいいんだ…」

「……」

「……ぁ……そう言えば…………レイナちゃん…転校したんだってな……千冬から聞いた…」

「…あぁ…」

「………………場地…………大丈夫か…?」

「…?…」

「……何か……最近ずっと…思い詰めたような顔してっからさ…」

「……………フッ……大丈夫だ…」

「…あんま…ひとりで色んなモン抱え過ぎんなよ?」

「…………オゥ…」



俺のことを心から心配してくれているような
三ツ谷の目


こんな仲間のいる東卍を
絶対に壊させたくなかった




その為なら
たとえ自分が犠牲になっても構わない


そう
思った








その時
弍番隊副隊長の八戒が俺達の方へ近付いてきた


「…タカちゃん……弍番隊…そろそろ流しに行く?」

「……あー…」

「オイ」


三ツ谷の返事を遮って
俺は背の高い八戒を睨み上げた


「…オレらが話をしてる所に……何でテメェが割り込んで来るんだ…」






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