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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





俺は水道の水をコップに入れ、ガブガブと2杯飲んでから
言われた通りおとなしく自分の部屋へ戻った



床に敷いたままの布団の上に胡座をかき
まだどこか朦朧とした頭でバイク雑誌を眺めていると
しばらくしてレイナが手鍋の乗ったトレーを運んできた


『……あれ?…横になってなくていいの?』

「んー。頭ン中まだボーっとしてっけど…熱は下がったよーな気がする…」

『…そっか……良かったぁ…………じゃあ、コレ食べたらまたゆっくり寝てね…』


レイナは安心したように微笑んで
手鍋から茶碗にお粥をよそってくれた



れんげを口に運んで食べようとすると
『待って』と彼女の手が俺の腕に触れる


『…気を付けて食べないと…すごく熱いよ…』


レイナはそう言って俺の持っているれんげに顔を近付けると
フーフーと息を吹きかけはじめた


「……」


彼女の横顔を間近で見つめているうちに
高熱のせいでずっとボンヤリとしていた俺の思考力が突然フリーズし
自分がまだ夢の中にいるような感覚をおぼえた


「………オマエさー…それ、ワザと?」


れんげと茶碗をトレーに戻し
彼女を押し倒して布団の上に組み敷く


『……なっ…………ぇ?圭介⁇熱は?』

「…もう下がったっつったろ…」

『お、お粥…』

「…後で食う…」


次の言葉を遮るように唇を押し当て
そのまま舌を差し込んだ


『……んん…っ…………んぅ……』


舌先を捉え
深く絡めると

こわばっていた彼女の身体から
次第に力が抜けていくのが分かった



うつろな意識の中
水音と吐息が聞こえる



長いキスの後

唇を離すと
とろけそうな顔をしたレイナが
頬を紅潮させ、潤んだ瞳で俺を見上げていた


「………たまんねぇ…」


自分の声が自分のものじゃないようで
やっぱり
これは夢なんだと思った

首筋に顔を埋めると
彼女の香りを強く感じた


鼻先を擦り付け
唇を這わせる


(……あれ?……何かオレ……すげーマズい事してねぇ…?………いや…でもこれは夢だろ……だったら…せめてもう少しだけ…)


そんな事を考えながら
ブラウスのボタンを2つ外した






あらわになった

彼女の白い胸元



左の鎖骨のすぐ下に

赤い痕を見つけた







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