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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




1学期の中間テストで早速赤点を取った俺は
放課後、学校に残って追試という名の小テストを受けることになった

これで合格点が取れれば補習を逃れられるという話だったが
出来たんだかダメだったんだかもよく分からないまま
追試の時間が終わった


「場地さん!どうでしたか?」


自分の教室に戻り、帰り支度をしていると
待っていた千冬が飛び込んで来る


「……………さぁ…?」


そうとしか答えようがない俺を見て
千冬が微かに顔を引きつらせていると

教室のドアからレイナが顔を出した


『圭介〜?テスト、終わった?』

「おー…」


レイナは『お疲れ様』と言って
俺の前の席に座った


「…ハァ……マジだりーワ…」

『…追試、何教科受けたの?』

「あ゛?5教科全部だけど?」

『…もー…だから中間のテスト勉強手伝ってあげるって言ったのに…』

「いーんだよ…テメーの実力を試すのが試験ってもんだ」


言いながら髪を解き
メガネを外して机の上に置くと
レイナは『ハイハイ』と呆れたように笑って
メガネを手に取り、自分でかけた


「……え……あの…」


俺達のやり取りを見て
千冬は少し戸惑っていた


「……アレ?…オマエら初めてだっけ…」

『…圭介と一緒に居る所、何度か見かけたことはあるけど…喋るのは初めてだよね?……私、2年の織月レイナ』

「……ぁ……松野千冬っス…」


ペコリと頭を下げた千冬に
レイナは『よろしくね』と笑顔で言った


「……あのぉ……もしかして…場地さんの彼女さんっスか?」

『…うーん……私は…元カノ?』


メガネ越しの上目遣いで見上げられ
俺は黙って目を逸らした


「……」

「……元…カノさん…」








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