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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




話が終わると
マイキーは立ち上がって言った


「……外へ出ようぜ場地……オレの単車で少し走ろう…」

「………マイキーの…単車…?」

「……真一郎のバブ……形見にオレがもらったんだ…」



あの時盗もうとしたバブを前にして
それにまたがるマイキーを見た時

これが夢なのか現実なのか分からなくなった




言われるまま後ろに乗り

連れて来られたのは
武蔵神社


そこには

ドラケン

パーちん

三ツ谷の姿があった



「…マイキーから……事件の内容…聞いた………大変だったんだな…」

「……連絡取れないから…ずっと心配してたんだぞ…」

「…戻って来いよ、場地」



涙が
後から後から溢れた

泣きながら謝るオレを
みんなはそれ以上何も言わずに受け入れてくれた









その日から
俺は段々と外に出られるようになった



壱番隊の隊長などという立場は、自分には荷が重くて
まだ東卍の集会へは顔を出せないでいたけれど

仲間達と一緒に過ごす感覚は
次第に取り戻していった




集まった武蔵神社の境内で
たあいの無い話に耳を傾ける


パーちんの事をからかおうとしてアッサリやり返されたマイキーが
それを見て笑っているドラケンに鋭いひと言で逆襲する

ムキになって怒るドラケンと、ゲラゲラ笑いながらツッコミを入れる三ツ谷



昔のノリを思い出させるような雰囲気の中で過ごしているうちに

俺は少しずつ笑うこともできるようになっていった


 






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