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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「…マイキーの誕生日にプレゼントすんだよ…」


意気込む一虎に
「盗むのはダメだろ⁉︎…そんなんで手に入れたバブ…マイキー喜ばねーよ」と反対したが「バーカ、そんなの言わなきゃいーんだよ」とはね付けられてしまった



夜中になるのを待つため
一旦その場を離れた

時間を潰している間も何とか説得しようとしたけれど
アイツは全く聞く耳を持たなかった





そして

日付けを超えた
午前3時


一虎をひとりで行かせる訳にもいかず
結局、俺も付き合うことにした





裏口のガラスを割って鍵を開け
中に入る


「…ホントにいいのか……この先はもう引き返せねぇぞ…」


最後の説得も
一虎には届かなかった





店内へ繋がるドアを開くと
正面に置かれたバブが目に入った


よく見るとピカピカの新品ではなく、細かい部分までこだわってカスタムされていて
そこが余計に格好良かった


「…このバイク…マイキーが乗ったら……メッチャかっけぇだろうな…」


思わず
本音が声に出ていた


盗みは悪いことだと
もちろん分かっていたけれど
こんなカッコいいバブに乗ったマイキーの姿を見てみたいと
この時、俺は確かに思ったのだった



一虎にワイヤーカッターを借り
この手でチェーンを切った

固い鎖をやっとの思いで切断し終えると
シャッターを開けるために一虎が店の外へ回った



(……最っ高の誕生日にしてやるぜ……マイキー…)





そんな事を考えた
次の瞬間


「オイ‼︎…なんだ…?ドロボーか?」


鋭い声がして
誰も居ないと思っていた店の奥から
デカいモンキーレンチを持った男が出てきた







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