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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





いくら考えても
この言い合いの結果は見えていた

はじめてレイナとひとつになれた記念の日に
これ以上雰囲気を壊したくなかった俺は腹をくくった


「…………分かったよ…………言えばいーんだろ…」

『……むぅ〜……何か、すごく嫌そうなんだけど…』


言い方が悪かったのか
さらに尖ってしまったレイナの唇にチュッとキスして
真っ直ぐに瞳を覗き込んだ


『…っ…』

「………レイナ……………俺も……オマエの事が大好きだ……………別に…言いたくなかった訳じゃねぇ………ただ…チョット照れ臭くて………こういう事が……あんま、得意じゃねぇだけなんだよ…」

『……』

「…………口には出さなくても……オレはいつも…オマエの事を想ってる………この気持ちは…何があっても絶対に変わらねぇ……これからもずっとだ………………だから……もう不安になるな…………オマエは自信持って…俺の隣にいろよ……」

『……圭…介…』

「………もう一度言う……………大好きだレイナ………愛してる…」


溢れ出す気持ちを伝えるように口付ける

ゆっくり離れると
彼女が潤んだ瞳で俺を見つめていた


ポロポロとこぼれ落ちる雫
初めての涙に、俺は慌てた


「……オ、オイ…………オレ、また何かマズイこと言ったか?」


レイナは首を横に振る


「……じゃあ……何で泣いてんだよ…」

『………グスッ…………だって……そんな特大のが来ると思わないじゃん…』

「……へ…?」


頭が混乱する俺に
レイナはギュッと抱き付いた


『…意地悪なこと言ってゴメンなさい…』

「……」

『………圭介の気持ち…すごく嬉しい…………私もずっとずっと大好きだよ……この先どんな事があっても…絶対に変わらない…』

「……」

『…………私も…愛してるよ圭介…………愛してる……』



優しい声が
合わせた胸から直接響いて

彼女の想いと共に
身体に染み込んでくるようで




嬉しくて

くすぐったくて




本当に

幸せだった












レイナの気持ちに答えるように
強く抱きしめ返す







この時の俺たちは



一点の曇りも無く

互いの中にある永遠を信じていた











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