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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「…どーする?相手探し出してぶっ殺すか?」


一虎の言葉を聞いて
すぐにでもそうしたいと思った

けれど
レイナが俺を見上げ
泣きそうな顔で首を横に振る


「……っ…」


それを見ていたマイキーが
のんびりした声で言った


「……レイナもルナマナも無事だったんだし、もーいいじゃん……祭りの続き、行こーぜ…」




怒りの感情がおさまらないままゾロゾロと参道へ戻ると
一虎も不満そうな顔をしてついて来る

そこへマイキーが来て
俺だけに聞こえるように小声で言った


「…ケンチンが相手の顔に見覚えあるっつってた……明日、そいつらのチームぶっ潰しに行くぞ…」

「…?……っ……オゥ!」


マイキーはニヤリと笑うと
俺の隣を離れ、レイナの横に並んで話し掛けた


「…なぁ〜…この髪型、どーなってんの?」

『…ぁ……束ねた根本からクルクルねじって、毛先が隠れるようにピンで止めてるだけだよ?…夜会巻き、とか…フレンチツイスト、とかいうんだって」


レイナが後ろ姿を見せると
マイキーは「ふーん」と言って顔を近づける


「………うなじ、エッロ。」

『え?マイキー君なんて言ったの?…聞こえなかった』

「ん? " 似合ってる " って言った」


シレッとそう言って微笑むマイキーに
レイナは少し戸惑いながら微笑み返した


『……そう、かな?……エヘヘ……ありがと…』


ものすごく嫌な予感がして
思わずマイキーの腕を引っ張った


「マイキー、くっつき過ぎだぞ…」


俺の気持ちなどお構いなしに
マイキーは笑顔でレイナの肩に腕を回そうとする


「…なぁ場地〜…レイナって、マジでいいな♪」

「は⁇…オイ離れろよ」

「何でだよ…別にいーだろ?レイナはオレのモ…」

「" オレのモン " とか言うなよマイキー……レイナはオレのモンだ!」


無意識に大声を出していた


『え、圭介⁇』

「……面白れーじゃん場地……何?ヤル気?」

『マイキー君⁇』

「オゥ…やってやんよ…」

『ちょ、ちょっと2人ともどうしたの…』


慌てているレイナの前で
俺たちは声を揃えて言った


「「 金魚すくいで勝負だ‼︎」」








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