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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第3章 東京卍リベンジャーズ・半間修二




この街では
バレンタインなんてただの口実だった

恋人達のイベントにかこつけて
大金が行き交うだけの年中行事


お祭り騒ぎのような記念日がひとつ終わり
一週間が経った頃



夕方
定食屋に入ろうとした死神を
呼び止める声がした


『死神さん!』

「…?」

『…良かった♪また会いたいと思ってたんです』

「……誰だっけ?」

『…やだなぁ……忘れちゃったんですか?…この間助けてもらって、ハートのチョコ渡したじゃないですか♪』

「……そんな事…あったよーな」

『…死神さん…お腹空いてるんですか⁇…ちょうど良かった!ウチのお店、隣のビルなんです!この間のお礼、ちゃんとさせてください♪』


天使の羽根をつけたメイドに強引に手を引かれ
死神は隣の雑居ビルの7階に上がった






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