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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




次の日

レイナの家の近くの公園で待ち合わせて
俺達は一緒に登校した

昼休みには
隣の教室から彼女を呼び出し
2人で過ごした


レイナは『周りの視線がメチャメチャ痛いんだけど』と、ずっと緊張しているみたいだったが
俺は「関係ねぇ。堂々としとけ」と言っておいた



そんな一日が終わり
帰りのHRの前
クラスの女達が机の周りを囲んできた


「……何?」

「ねぇ場地君、隣のクラスの織月レイナと付き合ってるって本当⁈」

「そんなの嘘だよね⁇」

「ただの知り合いでしょ⁇」

「…いや、付き合ってっけど?」


俺がそう言うと
女達はそろって耳障りな声を上げた


「えー!どうして⁈」

「信じらんない!」

「…場地君みたいな人が、何であんな地味なの相手にする訳⁇」

「やめときなって〜…あんな子と付き合っても絶対つまんないよ」


その言葉が
俺の神経を逆撫でした


「……オイ……人の女、悪く言うなよ…」

「……ぇ…」

「…オレがレイナに惚れて…付き合ってくれって頼んだんだ……テメーらなんかにガタガタ言われる筋合いねーだろーが」


言い終えた時には
教室中が静まり返っていた


「……ゃ…怖…」

「…ゴ…ゴメンね、場地君…」

「……行こ…みんな…」


女達が周りから居なくなっても
俺のムカムカした気持ちはおさまらなかった



HRが終わり、廊下に出ると
同じタイミングで隣の教室から出てきたレイナが俺を見て『ピッタリだったね』と微笑む


『…圭介、帰りどこか寄ってく?』

「……」

『…?………圭介?』


顔を覗き込まれ
我に返った


『……どうしたの?』

「…………いや……何でもねぇ………………腹減ったからコンビニ行こーぜ」

『……ウン……………ねぇ…あのコンビニの前にある動物ガチャ、またやる?』

「やるに決まってんだろ!……レアの " 黒ネコ " …今日こそ出してやる…」

『……フフ……出るといいね♪』



そんなことを話しながら階段を降りていく



レイナの隣を歩く俺は

いつの間にか笑顔になっていた






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