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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「少し歩こう」と言って桟橋を散歩している時
彼女の肘に貼られた絆創膏が目に止まった


「…今日、渡り廊下ですっ転んでたろ?そん時の傷?」

『えっっ⁇見てたの⁇』

「まぁな……オマエがオレのこと見てたみてーに、オレだって見てんだよ………てかオマエ、結構そそっかしいよな…」

『……ぅぅ……悔しいけど反論出来ない…』

「…クスクス……なんか…最初会った時のイメージと全然違ったワ…」

『…ぇ……私、どんなイメージだったの…』

「……タメの割には大人っぽくて…シッカリしてそうだなー…って………フッ……でも…全然シッカリなんかしてなかった…」


これまでのことを思い出して
つい笑ってしまう


『…は⁇』

「……街中フラフラして補導されかけるし…あんな暗い倉庫まで夜中ひとりで来るし……ビビりの癖にマジで危なっかしくて…心配ばっかさせやがる…」

『……っ…』

「……オマケにスゲーやきもち焼きで…くだらねー事気にして拗ねたり怒ったり………面倒くせーガキみてぇなヤツだった…」

『…ヒドイよ、悪口ばっかり』


頬を膨らませて今にも怒りだしそうなレイナの腕を引き寄せ
包むように抱きしめる


「……そんなオマエに惚れた。……マジで…やべー位好きだワ…」



年齢より大人びた外見も
危なかっしいガキみたいなトコも

見てるだけでコッチが嬉しくなるような無邪気な笑顔も
ふとした時にドキッとさせられる表情も


レイナが見せてくれた全部に

いつの間にか
俺は夢中になっていた






『…………嬉しい……私…いますごく幸せ…』


見つめ合ったレイナの瞳が
ゆっくり閉じられていく

触れるだけのキスをして離れると
柔らかな笑顔がそこにあった


「…オレ…レイナの事…いっぱい笑わせてやる……いっぱい幸せにするから…」

『………ありがと………大好きだよ圭介…』


そう言った彼女の唇に
俺はもう一度そっとキスした







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