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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




それ以上余計なことは言わずに倉庫へ連れて行く
レイナはずっと口を尖らせたまま、黙ってついてきた


単車の側まで行き
ブルーシートを捲る


『……ぇ…』

「……昨日の夜中…やっと完成した………試しにエンジンかけてみたけど…問題ねぇみてーだ…」


尖った唇が引っ込んで
柔らかい表情に変わっていく


「…………エンジンの音……聞いてみるか?」

『ウン!』




俺はゴキに跨ると
キーを差し込んで回した

スターターを押してグリップを回すと
キュルキュルキュルという音がしてエンジンがかかる


『…ぅわあ……すごい………やったね圭介!』


久しぶりに見るレイナの100%の笑顔に
ザワついていた気持ちが優しくなだめられていった





しばらくマフラーをあたためてから
ゆっくり倉庫内を走らせてみる

ドラケンや三ツ谷の単車を借りて慣れていたので
運転の仕方は身に付いていた


倉庫を何周かした後
目を輝かせているレイナの前へ単車を停めて
俺は言った


「……待たせたな……約束のツーリング、行こーぜ」






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