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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②




パーツが来る前に直せる所はほとんど直し終えてしまっていたため
単車にブルーシートをかけて倉庫を後にした


「…晩飯食ってねーから…なんか腹減った…」

『……私も…』


俺達は近くのコンビニでそれぞれ好きな物を買って
駐車場の隅にある車止めのパイプに並んで寄りかかった


「……こないだ送った時に思ったんだけどよー……オマエん家って…◯△中の学区内じゃね?」

『…そうだけど?』

「…やっぱそっか……オレ、オマエの中学に転校すると思うからヨロシクな…」

『え⁇ホントに⁇』

「んー。多分来月くらい」

『わぁ〜圭介と同中なんて嬉しい♪コッチこそよろしくね!』

「…オゥ……転校先に知り合いが居ンと心強えーワ」

『…フフ…』


彼女の嬉しそうな笑顔につられて
自分まで笑ってしまう

なかなか目を逸らせずにいると
視線に気付いたレイナが
さっき買ったフライドポテトを一本つまんで
俺の口元へ差し出した


『…?……圭介も…ポテト食べたい?』


勘違いを正すのもおかしいような気がして
そのまま食いつくと
想像の何倍も熱かった


「ぅお熱゛っっ‼︎」

『えっ?ウソ、ヤダ、大丈夫⁇』


オタオタしているレイナを横目にコーラで流し込み
平静を装う


「……ゲホッ…ゲホッ………コホン…」

『…揚げたてって言えばよかったね…ゴメン……圭介が猫舌だったなんて知らなくて…』

「…っ別に猫舌なんかじゃねーよ!…チョット驚いただけだ…」


ダセー姿を見られた事を何とかごまかそうとする俺に
レイナはそれ以上何も言っては来なかったが
明らかに笑いを堪えているのが分かった


「……………もう一本……くれよ…」







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