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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「…………アイツらノリノリみてぇだし……メール入れて…先、帰らねぇ?」

『…その方がいいと思う?』

「……オマエだって…あんなん見たら部屋戻りづれーだろ…」

『……』

「…………なぁ……荷物って…あのカバンだけか?」

『…ぇ?……ぁ……ウン…』

「……持ってくるワ……そのグラス貸せ…」


ドアを開けて部屋に入っていくと
一虎と金髪ギャルは身体を離した


「……」


俺はそっちの方を見ずに
彼女から受け取ったグラスと2人分の料金をテーブルの上に置く


「…アレ?…帰んのか?」

「…おー…お先」


ソファに置かれた彼女のカバンを持って部屋を出ようとした俺に
一虎は笑いながら言った


「場地〜…頑張れよ♪」

「…バーカ……んじゃーな…」


そう言って
振り返らずにドアを閉めた




廊下で待っていたレイナにカバンを渡す


「…行くぞ」

『…ぁ……ウン…』


そして俺達は
2人で店の外へ出た


「…家近いのか?…オマエが嫌じゃなきゃ送ってくけど?」

『……ありがと……でも…まだ帰んないからいい…』

「………そうか…」

『…カラオケのお金…どうしよ…』

「テキトーに置いてきた…足りなきゃ一虎が出すだろ…」

『…私の分て…幾ら?』

「いいって……誘ったのコッチなんだし…気にすんな」

『……ぁ………ウン…』

「………じゃー…な…」

『…………圭介…ホントにありがとね………それじゃ…』


カラオケ屋の前で
俺達はそのまま別れた






(……あーぁ…オレはどーすっかな……マイキー送った後のドラケンにでも連絡してみるか…)


GWに突入したばかりの週末
普段以上に賑わう繁華街を歩きながらそんな事を考えていると
蛍光色のベストを着た男とすれ違った

男は
この辺でよく見かける補導員だった



少し嫌な予感がして
後ろを振り返る


「……」


俺は来た道を引き返し、カラオケ屋の前まで戻ると
さっきレイナが歩いて行った方へ向かった








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