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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第12章 東京卍リベンジャーズ・場地圭介 ②





「…えー…どぉするレイナ〜…」


ギャル系の女が黒髪の方に聞く


『え?…どうするも何も…』


黒髪の女はオレ達を見て
ギャル系の耳元で囁いた


『ナンパだよ?早く逃げよーよ…』

「…ウン……でも、このぬいぐるみ欲しい…」

『無理だって…何回やっても取れなかったじゃん…』


小声で言い合う2人の間に
一虎が割って入る


「…このぬいぐるみさぁ〜…オレが取ってやろっか?」


その言葉に
金髪ギャルが食い付いた


「え?ホント?」

「ホントホント。その代わり…もし取ったらオレらと一緒に遊び行ってくれる?」

「いいよ♪取ってくれたらカラオケでもご飯でもどこでも行ってあげる」

「んじゃカラオケ!約束な♪」

「オッケー」


笑顔で頷いたギャルを黒髪の女が咎めた


『チョット!勝手にそんな約束…』

「だーいじょーぶ…どーせ取れっこないって…」


聞こえてくるヒソヒソ話

俺は100円玉を入れる一虎の後ろ姿を見ながら
小さくため息をついた







3分後
一虎は200円で目当てのぬいぐるみを釣り上げた


「わぁ〜〜♡すごいすごい!ホントに取れた!」

「オレ、クレゲ得意なんだよね〜♪さ、カラオケ行こーぜ」

『…もぉ……どーすんの?この展開…』

「約束しちゃったしチョットだけ行こーよ♪…アノ人…髪型ヘンだけど、よく見ると顔はカッコいーじゃん」


浮かれ過ぎて2人組の話など聞こえていない一虎に
「オマエ…よく取れたな」と小声で言う


「…アノ子達…そーとー金突っ込んでたからな〜…そろそろ来ると思ったんだ♪」

「へ?」

「…アレ確率機だよ……知らねーの?」


ポカンと口を開けている俺に
一虎はそう言ってニヤリと笑った







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