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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第9章 東京卍リベンジャーズ・灰谷兄弟






「……兄…貴………これ…どういうこと…」





意識の戻らないレイナをソファに寝かせた後
蘭は彼女のマンションに弟を呼び出した


突然のことに戸惑っている竜胆に
彼女が事故で過去の記憶を失っていることと
病院で偶然出会って何度か見舞いに行っていたことを話した

次に
自分との間にあった事を伝えようとした時
レイナが目を覚ました



『……ん…』

「…っ…レイナ…?……レイナ…大丈夫か?」

『……ア…ナタは…』

「…分かる?……オレだよ…」

『………竜…胆……なの…?』

「……ウン………分かるんだね……良かった………レイナ……会いたかったよ…ずっと…」

『……竜胆…』


伸ばされた手を引き寄せるようにして
竜胆はレイナを抱きしめた


『……私…も………ずっと会いたかった…』


泣き出してしまったレイナを腕の中であやしながら
竜胆は蘭を見上げて言った


「……兄ちゃんのおかげだよ……どうもありがとう…」














再会を喜び合っている2人を残して
蘭はレイナの部屋を後にした









都心の一等地にある高層マンションの最上階
昔と場所は変わったが、蘭と竜胆は今も兄弟2人だけで生活していた



レイナの部屋で一晩過ごした竜胆は
翌日の朝、仕事の前に一旦自宅へ帰ると

既に身支度を済ませていた蘭に「相談がある」と言った






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