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裏夢・短編 詰め合わせ【東リベ etc.】R18

第9章 東京卍リベンジャーズ・灰谷兄弟





「…マイキーから個人的に仕事頼まれて…まだしばらくはゴタつきそうなんだワ……今夜も多分遅くなる…」

「そうだったんだ……気を付けてな?…何か手伝えることあったら言ってよ」

「……あぁ……ありがとなぁ…竜胆♪」

「…ちょっ……頭撫でるのやめろって言ってるだろ!…いつまでもガキ扱いすんなよ…」


こういう時、竜胆はいつも嫌そうに顔をしかめながらも
絶対に兄の手を振り払おうとはしなかった


「…じゃ、行ってくるワ…」

「………行ってらっしゃい」


ボサボサになった髪を直しながら、不満そうに口を尖らせている弟を残し
蘭は事務所を後にした







車に乗り込み
ふと、ルームミラーを見ると
そこには気味の悪い作り笑いをした男が映っていた


「……」



この程度で気が咎めているようでは

レイナとの関係も
もう、そう長くは続けられないだろう



そんなことを思いながらエンジンをかけ

その夜も
蘭は彼女のマンションへと向かった







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