第9章 東京卍リベンジャーズ・灰谷兄弟
舌を絡ませながらネクタイを緩め
ワンピースのファスナーを下ろす
薄い布が音もなく床に落ちると
下着姿のレイナが蘭の首に腕を回した
『……ね………ベッド…行かないの…?』
「………うるせぇ………もう……黙ってろ…」
深く唇を塞いで
ソファに押し倒す
首筋と胸元におざなりに口付けながらショーツを剥ぎ取ると
蘭はベルトを外し
取り出した自身を濡れ始めたばかりの泉に押し付けた
『…っん……ぅ………ぁあっ…』
苦しげに歪められた顔を見下ろしながら
何度も腰を打ち付ける
こんな身勝手なセックスでも
レイナのナカは蜜を溢れさせ
キュウキュウと蘭を締め付けた
『……ああっ………激…し…………ねぇ………すごぃ…気持ちい…』
少し鼻にかかったような声
頬を上気させたレイナが
長い脚を巻き付けてくる
『……キス…して…』
強請られるまま唇を塞ぐと
潤んだ瞳が蘭を捉えた
『……ん………んぅ…………ハァ……ハァ………も…っと……』
開かれた唇の隙間に舌を差し込んで
深く絡めながら唾液を流すと
彼女の喉がコクリと音を立てた
『…おいしぃ…』
繋いでいた銀糸が切れて
満足そうに微笑むレイナの口元を汚した
「……」
『……ねぇ……好き…………好きなの…………大好き……』
伸ばした両手で蘭の頬を包んで
レイナはうわ言のように繰り返す
その瞳を見つめたまま
最奥を激しく攻め続けた
『……っ…あ………はぁ………も…イキそ…』
「……ハァ……ハァ………オレもだ……口…開けて……ちゃんと受け止めろよ…?」
『……ん………いっぱい飲ませて……』
細い腰を抱え
最奥をえぐるように突き上げると
レイナは背中を反らせて身体を震わせた
『……ぁああっ………イ…ク………りん…ど………イッちゃ…………竜…胆………竜胆…っ…』
「……っ………ク…ソ…」
繰り返し名前を呼ぶ彼女の口を塞ぐように
蘭は弾ける寸前の自身を突っ込んだ
ペニスの先から真っ黒な欲望が吐き出されていくのを想像すると
全身に鳥肌が立った
自分がひどく興奮していることに気付いた蘭は
軽い目眩を覚えながら、彼女の頭に手を置いて
喉奥深くに自身を押し付けた