第4章 2人の復帰
菅原side
抱きしめられながら芽依に俺は悪くないって言って貰えて
思わず涙が零れそうになった。
ずっと旭が帰ってこないのは俺のせいだって自分を責めていた。
俺がもっと上手くセットアップ出来てたら…
俺がセッターじゃなかったら…
でもやっぱり俺は皆とバレーがしたい…!
でも、俺じゃ…ダメなんだ…
芽依「私がスガ先輩を支えますから…!」
え…っ
思わず俺は顔を上げると
芽依は泣きながら俺の事を真っ直ぐ見てくれていた。
菅原「何泣いてんだよ…」
としか言えなくて、俺は芽依を抱きしめながら
菅原「今だけ…甘えさせて…」
皆が、芽依が居てくれたら俺もまた頑張れる気がする。
旭もこのチームなら…っ
でも今だけは芽依を独り占めしてもいいよな…