第2章 入学と出会い
……結局月島君達のチームは負けてしまった…。
芽依「お疲れ様…」
上着とタオル、スポドリを渡しながら言うと、月島がしわしわなんだけど。と文句を言いながら受け取った。山口君はありがとうって言ってくれた…!
芽依「えっと…その…残念…だったね…。」
月島「別に。エリート高の王様相手だし。僕ら庶民が勝てなくて当たり前でしょ。」
澤村「ふーん?その割にはさ、ちゃんと本気だったじゃん。(ニコッ)」
月島君は嫌そうな顔してるけど、私もそう思っちゃった…
だから私も本当に勝って欲しいって思ったし…
ただの3対3なのにこんなに夢中になれるなんて思ってもなかった…!
澤村「あ、米津はどうだった?マネージャーやれそう?」
芽依「あ、えと…はい…!」
菅原「おぉ!あ、そういえばさっき、月島達が負けた時ちょっと悔しそうにしてたよなぁ…」
月島、山口(えっ、応援してくれてたのかな?///)
芽依「え、あ…と…なかっ、じゃなくて、クラスメイトなので!」
菅原「あれ?さっき仲良しだっていってなかったっけ?」
(あれ…仲良くない…?いや、でも月島も上着渡してたしな…)
芽依「えぇっと……」
山口「え!俺もう友達だと思ってた!ね、ツッキー!」
月島「別にどっちでもいいんじゃない。」
えっ!と、友達…!
どうしよう…初めて友達が出来ちゃった…!顔が綻んじゃう…!
芽依「いいの…?私、友達…!(えへへへ)」
山口「も、もちろん!///」
月島、山口、澤村、菅原(すっごい嬉しそうな顔…!かわいいっ!)
菅原「米津〜、俺とも仲良しになろ!」
澤村「俺ともな!」
芽依「いいんですか!あの…なりたいです!(キラキラ)」
菅原、澤村「言いも何も、もう、チームメイトだろ!(やっぱ可愛い…!)」
お母さん…!私、友達が出来たよ!しかも、仲良い先輩も!!