第2章 質問
···すり
「天音が俺の"母さん"でいてくれたら···俺は···嬉しい」
ぽん··なでなで
「私は中也さんのお母さんになりますよ」
ーーーーお母さん
(中也さんが知らない言葉)
コッコッコッ··。
(太宰さんにも家族はいたはず。····やめよ)
ガチャ
「遅い」
「太宰さん!?··えっ!私の部屋だ···」
(何故いる?)
···すん
「嫌いな匂いがする」
すんすん
「まさか····くさい····?」
「天音はくさくないよ····中也の匂いがする」
(良くわかるな···。)
「先程まで中也さんとお話していましたから」
太宰さんを刺激しないように話す
「·····何の話?」
「任務の話とか··太宰さんの話とかですね」
げっ
「私の話ー?」
「太宰さんの自殺が多いと言われたので謝罪しときました」
「別に天音が謝る事ないのに···。」