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anthology

第1章 私の物語



承太郎さんの前に立つや否や、ふっとい腕を腰に回され、グイッと引かれバランスを崩してしまった。

「ちょ、承太郎さん?!」

あわてて彼の肩に手をつくが0距離に等しい。
彼はキャミソールをめくり横腹にカプッと歯形をつけた。

「ひやっ、ちょっと何してるんですか」
「さあ」

その迫力と取り込まれてしまいそうな瞳に反射的にそっぽを向いてしまう。
承太郎さんの手は腰と脚の位置に行き、グイッと持ち上げられ乱暴にベットへと投げられた。

「いったぁ…な、何するんですか!痛いじゃないですかっ…んっ」

承太郎さんは無言で何度何度も軽いキスを落とした。
顔、腕、お腹…
お腹に落とすと同時に私のズボンに手をかけ、ガーターと下着だけになった。

「20でこんな卑猥な物つけてんのか。」
「ひ、卑猥じゃないです!可愛いんです…!」

網タイツとガーターベルトを眺めて言い放つ承太郎さん。

「他の男が見てどう思うか、だな。」

徐々に脱がされるにもかかわらず、全くこの力に抗えない私は恥ずかしさを感じながら承太郎さんの息遣い、軽い口付けに反応するしかできなかった。

お前、好きなやつができたのか」
「…は、はい?」
再び私に覆いかぶさるようにまたがってくる承太郎さん。

「お前のスタンドが言っていた。どうなんだ」
「いや…そりゃいますよ…20ですよこう見えて!結婚できるんですよ?」


そういうと私の瞳をじっと見つめてくる。
「ななななな、何ですか」

「棗綺麗だな」

ぐいっと私の手を私の頭上で片手で押さえつけ、もう一方で頬、首筋、鎖骨と這うように触れる。
その感触がやけに色っぽく、変に反応して体が熱を帯びてしまう。

「ひゃっ…」
「…白いな…」

承太郎さんの手は徐々に下へ這うように伸び、器用にガーターベルトを外し下され、下部に触れた。





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