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anthology

第1章 私の物語


「お前らはさっさと帰れ。もう十分見ただろ。」
「承太郎さん…スケベなこと…ってあれ。またスタンド使ったっすね!!
せこいっすよ!承太郎さん!俺もまだ棗さんと話したいっすよ!」


「ガキはさっさと帰って寝ろ。分解して入ってきたら、わかってるな」

「ちっ。わかりましたよ。帰りますよーっと。
棗さん、次はまたいっぱい話ましょうね〜」
「承太郎さん、失礼します!」


そう言って彼らは帰って行った。
承太郎さんは『ザ・ワールド』を使って2人を追い出したようだった。


「この銃と8つの弾は随時考えていくことにする。何かあればまた連絡入れろ」

「あ、はい、ありがとうございました。」

そういうとシーンと静まり返る室内。
き、きまずい……

「あ、じゃあ帰りますね、失礼しますって…

あ……え〜〜」

どう言う状況だろうか。ドアノブを持つ私の手を握る大きないかつい手。
あまり慣れない男性の手に困惑してしまう。それに相手は承太郎さんだ。一気に全身が熱を帯びてしまう。


「熱があるのか。体が熱いぞ」

そういっておでこや顔周りを触れ、羽織っているブラウスの後ろの襟をぐいっと引っ張り、ブラウスは承太郎さんに奪われてしまった。


「あ、えっとその、キャミソールじゃ流石に帰れないし、恥ずかしいんですけど…?」
「じゃあこっちまで取りに来い。」

そう言ってベットの隣の椅子に腰をかけ、ほれ。と言わんばかりに視線を送ってくる。







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