第3章 パッショーネと
ブチャラティ、ジョルノを除き4人ハッと顔を見合わせ不適な笑みを浮かべた。
くそゲス野郎どもが!
「棗。大丈夫ですよ。」
と今にも泣きそうな顔の私にニコッと珍しく歯を見せ優しく微笑ん
だ。
あ、あれは…!
歯に生命を宿している…!あれは…クラゲ…?
たしかクラゲは水分で構成されている…
そうか、あれなら例の“お茶”も吸収してくれる!!
「アバッキオ、俺にも1杯注いでくれ」
「…ブチャラティ、悪いが別で注文してくれ」
ブチャラティは全くこの状況を理解できていないようで、頭の上にはてなマークが浮かんでいた。
「大丈夫ですよ、心配なさらないで」
「うん…わかった…」
そういうとジョルノはティーカップを行儀良く口に運び、ぐびっと飲み干した。
ばっちぃ〜!飲みやがった!こいつ!」
「あははは!お前面白いな!本当に飲んだのか!」
「ちがう、飲んでるわけはない。なあ、どうやったんだ、どこにかくしたんだ!」
「教えてくれよぉ〜、俺だけに、な?」
「さぁね、君たちだって能力を秘密にしているんだろ」
「ほぉ…なるほどね。この女も、か」